みなさんはオーガズム(オルガズムとも)という言葉をご存知でしょうか?
オーガズムとは古代ギリシャ語の「熟する」「満ちる」を語源とした言葉で、学術的には「累積的な性的緊張からの突然の解放」と定義されています。
「なんのこっちゃ?」と思うかもしれませんが、わかりやすく言うと「イク」ことですね。より日本語的に言えば性的絶頂といったところでしょうか。
男性であればオーガズムは簡単です。それこそ射精がオーガズムそのものを意味しますから。シコシコしている時が「累積的な性的緊張」であり、射精の瞬間が「突然の解放」というわけです。
「潮吹き」はオーガズムではない
しかし、女性の場合はどうでしょうか? よく誤解されているのは「潮吹き」がオーガズムであると思われていることです。これは特に男性に多い誤解です。
それはおそらく、男性のオーガズムが射精であるせいでしょう。女性器から潮が吹き出す様は、男性器から精子が飛び出す構図そのものです。
男性からすれば射精の瞬間はなにごとにも代えがたい最高の瞬間なわけですから、きっと潮を吹いている女性も同じ感覚を味わっているに違いない! と思い込んでしまうわけです。
ところが、潮吹きとオーガズムは必ずしも結びつくものではないと言われています。
とあるアメリカの調査では4割の女性が「オーガズムに伴い潮を吹くことがある」と回答したそうです。潮吹きとオーガズムが結びついている人は、どちらかといえば少数派なのです。
しかし、アダルトビデオにおいては潮吹きはもはや当たり前のようにおこなわれています。そして、その瞬間はとても官能的な声をあげ、悦楽に溺れた表情をしています。
そのため、「女性はみんなイクときは潮を吹く」と誤解し「潮を吹かせることが目的」になってしまっている男性が多いのです。
もし、こんな誤解をしたまま女性に対してそんなセックスをしてしまった場合……嫌われてしまう確率は高いでしょう。
女性にオーガズムを提供して満足していただきたい。そう考えることは間違いでも何でもなく、むしろ圧倒的に正しいことです。
だからこそ、正しいオーガズムへの導き方を知っておいてほしいのです。
オーガズムを味わったことのない女性も多い
男性であればオーガズム(射精)を味わったことのないという人は極めて少数派でしょうが、女性ではそこまで珍しい存在でもないのです。
雑誌SPA! のアンケートでは、実に「7人に1人がオーガズムを一度も味わったことがない」と回答しています。
日本女性の「イク」率は悲しいほど低い
Q 初イキは何人目の相手?
1位 2~5人目 47%
2位 1人目 23%
3位 イッたことがない 14%
4位 6~10人目 8%
5位 11~20人目 3%
5位 21人以上 3%
7位 忘れた 2%
初イキ体験は、「20代前半」「2~5人目の相手」が約半数。ですが、イッたことがない人も14%、約7人に1人いました。これを多いと見るか少ないと見るか……。
ざっくり考えて14パーセントの確率でまだ一度もオーガズムを味わったことのない女性に遭遇するかもしれないのです。もし、その時に「初めてのオーガズム体験」を与えることが出来たら?
その時は間違いなく、援交少女はあなたの虜となることでしょう。
初めてのオーガズムを体験させてくれた特別な人なのですから「わたしにはあなたしかいない」と、そう思ってもらうことも夢ではありません。
もしそうなれば、タダマンへの可能性はかなり高いものとなります。
そのためにも、オーガズムへ導く正しい手段を知っておくことは、必ず武器になります。そもそも、まだオーガズムを経験したことがない女性のほとんどは、男性に問題があったと考えられます。
体質的にまったくオーガズムを感じることが出来ない女性もいますが、ごく少数です。男性が正しい知識と手順を知っておけば、イッたことのない人妻をイカせることはそう難しいことではないのです。
オーガズムはすぐに訪れるものではない
男性をオーガズムまで導くことはとても簡単です。まったく経験のない女性だとしても、ローションを使えば男性を射精させることはできることでしょう。
適切な力加減でペニスを握り、適切な速度で上下するだけなのですから、誰にだって出来ます。こうも単純明快だと、多少悲しくなりますね(笑)
しかし、女性の場合はそうは行きません。外部に露出しているペニスとは違い、ヴァギナは体内に埋め込まれています。目視が出来ないので、手探りで愛撫するしかありません。
さらにそこからピンポイントでGスポットと呼ばれる快楽を引き起こす部位を探さなければなりませんし、長時間の愛撫が必要になります。
クリトリスであれば外部に露出しているのでまだ刺激しやすいのですが、これも根気強く長時間の愛撫が必要になることがほとんどです。
さらにさらに、もしオーガズムを味わったとしても男性の射精のようにわかりやすい兆候は見られません。女性がオーガズムを迎えたときの反応は人それぞれです。
- 全身の筋肉が緊張し、カラダが強張ったように反り返る
- ベッドのシーツをギュッとつかみ、足の爪先がピンと伸びる
- ヴァギナやアナルが引き締まり、細かい律動運動をする
- 呼吸が乱れ、脈拍が増え、肌がほんのり赤くなる
- 直前まであえぎ声をあげていたのに、急に無言になる
などなど、男性が愛撫に夢中になっていると思わず見逃してしまいそうなほど、細かいサインだったりするのです。
アダルトビデオでは「イク! イッちゃう! アァーーー!」なんて激しい声をあげていますが、あれは盛り上げるための演出です。実際にオーガズムを迎えた女性のほとんどは無言になりますし、中には動物が低くうめくような声をあげる人も少なくありません。
だからこそ、オーガズムを狙っているのになかなか効果が実感できない、反応がわからないといった時も、めげないでください。
大事なのは継続なのです。よっしゃイカせてやろう!と思って、すぐにイカせられるほど女性のカラダは単純ではないのです。
オーガズムを迎えるためには下準備が重要
女性が男性をその気にさせるのは簡単です。それこそおっぱいなりパンツなりをチラ見せすれば、それだけで男はスイッチが入ってしまうことでしょう。
しかし、女性の場合はそうはいきません。恋人や配偶者とセックスしたいと思っても「今はそんな気分じゃないから」と断られたことはありませんか?
男性であれば一度は経験したことがあると思いますが、実はこれって体のいい断り文句ではなく、本当にそう思っているのです。
そんな状況が何度も続くとセックスレスになってしまうことも珍しくありませんが、これは断り続ける女性が悪いのではなく、男性の誘い方が悪いケースも多いのです。
夜、寝る前になって「なあ、エッチしない?」といきなりおっぱいを揉まれたとしても、女性のほうは心もカラダもそんな準備は出来ていないのですから、ただただ不快でしか無いのです。
そうならないためには、すこしずつボディタッチを増やしたり、ソフトなキスをしてみるなどの「下準備」が必要なのです。
耳たぶや首筋をそれとなく触ってみたり、髪や背中を優しくなでてみたり。男性にとっては物足りないくらいのコミュニケーションが女性にとっては効果てきめんだったりするのです。
出会ってからすぐに手を繋いで歩いてみたり、ホテルに入る前にちょっとしたデートをしてみたり、エレベーターで二人っきりになった時に突然キスをしてみたりなど、プチサプライズがあると同じ効果を得られることでしょう。
いくら最初からセックスが目的な関係とはいえ、無言でホテルまで歩いて服を脱いで「さあセックスしよう」では盛り上がりにくいですからね。そんな状況ではオーガズムまで導くのも一苦労です。
前戯はしっかりと、丁寧に
男性がもっとも軽視してしまいがちなのが前戯であると同時に、女性がもっとも重視しているのが前戯です。
前戯に対する男女の意識差はそれはもう激しいものです。男性はさっさと前戯を終わらせて挿入したいのに対し、女性はもっと前戯をたっぷりとしてほしいと感じているのです。
もっとも、男性にとってのオーガズムは射精の瞬間がピークなのですから、はやくそれを味わいたいと気持ちが先走ってしまうのも十分に理解できます。
しかし、だからこそチャンスなのです。我慢強くない男がたくさんいるからこそ、前戯を丁寧に力を入れる男性は、とても魅力的にうつるものなのです。
だからこそわたしたちは、前戯を大事にしなければなりません。皆がやりたがらない「ドブさらい」をすすんでやる生徒は先生からとても評価されますよね。それと同じことなのです。
とはいえ、前戯もなかなか楽しい行為なのですよ。女性の反応を観察し、そのつど適切な愛撫を展開していき、身をよがらせるほど感じてもらうことは、こちらとしても嬉しいですしね。さすがに「ドブさらい」は失礼でしたね(笑)
前戯に工夫は必要なく、ワンパターンで良い
ワンパターンという言葉は「退屈」だったり「ありきたり」を意味して、ネガティブなイメージがあるかもしれませんが、前戯はワンパターンでいいのです。
同じような意味の言葉として「王道」があります。
剣と魔法の世界でドラゴンを倒したり、まだ中学生の子供が巨大ロボットを操縦したり、口うるさくて生意気だった幼馴染が大人になって再会したらびっくりするほど色っぽい女になっていたり。これらはすべて王道と呼ばれるプロットです。
これらのシナリオをみて「ありきたり」だと思う人は多いかもしれません。しかし、王道が王道になる所以はきちんとあるのです。
なぜ剣と魔法の世界でドラゴンを倒すゲームがここまで多いのか? それはみんなが「剣と魔法でドラゴンを倒す」ことが大好きだからに他なりません。
「大多数の人たちに受け入れられ、支持されているもの」というわけです。であれば、それに乗っかってしまいましょう。わざわざ奇をてらってオリジナル要素を生み出す必要はないのです。
幸いにも、先人たちによって女性が快楽を感じやすい王道パターンはすでに確立されています。わたしたちはきっちりと舗装された道をただ歩けばいいのです。
ちなみにですが、「王道」を辞書で引いたときに出てくる説明には「楽な道」「近道」と定義されています。前戯に関しては、こちらの意味のほうが近いかもしれませんね。